電卓を左手で打つ理由。
仕事で電卓を左手で叩いていると、「左利きですか?」「練習したんですか?」と聞かれることがあります。
そんなときは、こっちの方が効率がいいんで、とクールに答えるようにしています。
でも、電卓を左手で叩くようになったきっかけは、大学生の頃の、なんかカッコよさそう!!という単純な動機でした。
電卓を使うこと自体が、新鮮だった
大学生になって、初めて簿記の勉強を始めたときのこと
それまでの学生生活や受験勉強では、計算といえば手を動かして計算をするのが当たり前でした。
だからこそ、試験や勉強で電卓を使って計算するということ自体が自分にとってはとても新鮮で、少し大人になった感じがするものでした。
そんなとき、右手でペンを持ったまま左手で電卓を打てた方が、持ち替えるロスがなくて効率がいい、と教わりました。
確かに、持ち替えずに済むなら効率がいい。それはそう。
そこで、左手で電卓を打つ練習を始めることにしました。
でも、実は効率が良いからなんてのはただの建前で、できたらカッコよさそうだから、というのが本当のところでした。
最初は、右手で打つよりずっと遅かった
とはいえ、普段はろくに使わない左手です。それはもう、ひどい有様でした。
指が思うように動かず、ぎこちなく左手人差し指1本でキーをつつく日々でした。
普通に右手で打ったほうが、余裕で速いレベルです。
ただでさえ勉強もしんどいのに、思うように打てず余計にストレスがたまるので、何度も心が折れそうになりました。
それでも、簿記の問題を解くとき、左手で電卓を叩き続けているうちに、少しずつ指がキーの位置を覚えていきました。
何回も仕訳を切って計算を重ねるうちに、気づけば左手の人差し指だけでなく、薬指や小指までフルに使って、スラスラ叩けるようになっていました。
社会人の今では
今となっては、むしろ右手で電卓を打とうとするほうがぎこちないほどになりました。
社会人になっても、電卓やテンキーを叩く手は、当時から変わらず、ずっと左側のままです。
職場の人がペンや電卓を持ち替えながら使っているのを横目に、私は両方の手を使って仕事をしています。
左手人差し指で電卓を叩いていた日々を思い出しつつ、ちょっとだけ、カッコつけながら。